中学受験の塾情報

〜中学受験生のために〜

早稲田アカデミーで困ること 

このページでは、お子さんを早稲田アカデミーに通わせている親御さんために情報を提供します。

早稲田アカデミーの問題点、生徒が困ること、伸び悩む原因などを列挙しています。

以下の問題をご家庭内で解決できない場合は、プロ家庭教師をご活用ください!!

 

 

 

1.体育会系のノリについていけない

 

近年、急成長している早稲アカですが、その陰で伸び悩む子も多くいます。

早稲アカの売りは体育会系の元気の良さですが、やはり合う子と合わない子がいます。

合う子にとっては最高の塾でしょう。

合格実績の伸びも最高ですし。

しかし、合わない子にとってはキツイ塾だと思います。

生徒がオットリしていて、自分のペースを崩したくない場合、塾はストレスだけでしょう。

私の指導した子でも、友達がいるから通っているが、授業は苦痛でしかないという子が多くいました。

そういった生徒の場合、質問したくても質問できず、授業が十分に活用できません。

また夏期講習などは拘束時間が長く、体力のない子には非効率といえるでしょう。

いずれにせよ、合う子・合わない子がハッキリ分かれる塾です。

お子さんの性格を見極めて塾を選んでほしいと思います。

体育会系の元気いっぱいのお子さんには最適なので、お勧めの塾です。

 

 

2.やたらと宿題が多い

 

早稲アカは体育会系の塾です。

「ついて来られる者だけ、ついて来い」といった雰囲気です。

そして、宿題がやたらと多いのです。

これは意欲と実力のある子にとっては好条件ですが、それらが不足している子にとっては辛いものです。

勉強には段階というものがあります。

その子その子で宿題の量に、適量というものがあります。

大手塾には、それを無視して、過剰に宿題を出す塾があります。

残念ながら、早稲アカはそれにあたります。

下位クラスの子は、はっきり言って、早稲アカの宿題をほとんど活かせていません。

宿題が消化不良になれば、テストの点数も上がっていきません。

その結果、クラスも上がりません。

そのようなスパイラルに陥ります。

親御さんなり家庭教師なりが、しっかりサポートする必要があります。

 

 

3.詰め込み型の塾である

 

宿題が多いということは、勉強が作業的になる恐れがあるということです。

上位クラスの子は、多くの問題を解いていても、余裕があるので思考力を高められると思います。

しかし、下位クラスの子は問題を解くのが精一杯で、思考力を高めるところまではいけません。

思考力は、じっくり立ち止まってみる余裕がなければ身につけることはできないのです。

勉強には、詰め込むべき部分とじっくり考えて身につける部分とがあります。

早稲アカは詰め込み型なので、偏差値50未満の子は思考力が身につかないままになってしまうのです。

宿題をこなしつつ、「なぜそう解くのか」をお子さんに聞くなどして、理解のチェックをしたいものです。

 

 

4.十分に質問できない

 

早稲アカは比較的に手厚いフォローがあります。

ご家庭にも頻繁に連絡をくれます。

しかし、勉強の質問をする時間は十分とは言えません。

熱心な先生方は多く、気遣いのできる塾ですが、意外に勉強の質問がしにくく困っている子が多いようです。

というのも、私が指導を担当する生徒の通っている塾は、早稲アカが最も多いからです。

以前は、日能研とSAPIXの生徒がずいぶん多かったのですが。

早稲アカの生徒が最も多く家庭教師をつけるということは、それだけ十分に質問できていないということです。

もちろん、早稲アカの生徒自体が増えたとも言えるでしょう。

しかし、全体の生徒数は日能研の方がはるかに多いので、やはり早稲アカの生徒は苦戦している子が多いはずです。

上位の生徒は自分で試行錯誤して乗り越えていくでしょうが、下位の生徒は厳しいでしょう。

お子さんが質問できずにいるなら、家庭教師でサポートすることをお勧めします。

 

 

5.校舎・講師によって当たり外れが大きい

 

具体的なことは言えませんが、早稲アカは校舎によってかなり指導力に差があるようです。

私の指導した早稲アカの生徒からの情報なのですが、講師の質もさまざまのようです。

もちろんどんな塾でも、そういった差はあるでしょうが、急成長しているだけに早稲アカは特に大きいと思います。

塾全体で見れば、急速に合格実績を上げているのですが、それは各校舎で均等なわけではありません。

お子さんの通っている校舎や講師に問題がないかチェックしてみることをお勧めします。

実績の出ていない校舎の場合、上位校を受ける生徒はNNなどを上手く活用し、対策をとりましょう。

また中堅校を目指す子は、自宅学習を中心にして、塾にそれほど依存しない態勢をつくりましょう。

もちろん、良い先生に当たった場合は、その先生を信じて頑張るのみです。

いずれにせよ、どんな環境でも力を出せるような態勢を作っていってください。

 

 

6.以前やった単元を忘れる

 

カリキュラムがハードなのか、今やっていることだけに追われる傾向があるようです。

予習シリーズ、Wベーシック、その他のプリントなど、教材が多すぎて混乱する子が多いようです。

早稲アカの生徒をみていると、以前やった単元が抜けている子が多いように思います。

夏期講習などで戻って復習するわけですが、その夏期講習がまたハードなので、十分に復習できないようです。

試験の間違い直しも、塾の解説だけでは不十分なようで、理解できていない部分がそのままになる傾向があります。

いったん落ち着いて、これまでの単元の苦手をリストアップし、ご家庭で計画的に復習を進めて行きたいものです。

早稲アカは「ついて来い!」というムードの塾なので、ついていけない生徒はご家庭でサポートするしかありません。

上位クラスの子も、空いた時間に弱点つぶしをやってほしいです。

 

 

7.御三家対策が不十分

 

早稲アカは早慶附属を目指す生徒が多いので、塾も主力をそこに注ぎます。

御三家を目指すならSAPIX、早慶附属なら早稲アカ、というのが今の中学受験です。

したがって、早稲アカでは御三家対策は十分とはいえません。

もちろん早稲アカでも御三家に多くの合格者を出していますが、SAPIXには遠く及びません。

早稲アカに通うお子さんで御三家を目指す場合、プロの家庭教師をつける方が多いようです。

というよりもSAPIXに通う生徒も、実は最後にはプロの家庭教師をつけている子が多いのです。

早稲アカの場合、通常のテキストが開成や筑駒、櫻蔭レベルには達していません。

Wベーシックではとても対応できません。

NNにしても、やはり早稲田中学と早実クラスに力を入れているようです。

御三家はまだまだSAPIXにかなわないので、御三家を目指す場合、徹底した対策が必要になります。

 

 

8.自信を失ってしまう

 

最も成長している体育会系の塾なので、最も競争が激しい塾とも言えるでしょう。

勝ち抜いて上のクラスに上がれた生徒は自信がついてノリノリでしょう。

しかし、下位クラスから上がれない生徒は相当に自信を失っています。

小学生の子たちは繊細なので、自信を失うと勉強に身が入りません。

最悪、やっても駄目だと思うようになるでしょう。

そうなってしまうと、成績は絶対に上がりません。

もし、お子さんがその状態になってしまったら、早急に対策が必要です。

中学受験は、お子さんの気持ちがきわめて重要です。

自信とか自尊心などが損なわれると、最悪の結果になるでしょう。

ご家庭ではとにかく自信を失わないように、上手く接してあげてください。

私はプロの家庭教師として、そこが何より大切だと感じています。

早稲アカは実績を上げている生徒が多い分、挫折感をもっている生徒も多いのです。

 

 

9.自分のプランが立てられない

 

すべてのお子さんが上位校を目指すわけではありません。

志望校が偏差値50前後だというのお子さんも多くいると思います。

日能研や栄光ゼミナールならそういった子も無理なく志望校対策できるでしょう。

ただ、早稲田アカデミーの場合、とにかく上位にという考えなので、中堅校の対策ができない場合があります。

早稲アカは近年もっとも合格実績を上げている塾です。

それだけ、塾の方も中堅校にまでは目が行きません。

塾としては下位クラスの生徒には、とにかく課題をたくさん出して成績を上げようとするだけです。

したがって、中堅校を目指す場合、ご家庭で志望校対策をしなければなりません。

しかし、大量の宿題が出るため、志望校に出ない問題をやってしまったり、出る問題に十分に力を注げない場合があるのです。

志望校に合格するために勉強しているのですから、お子さんには最短コースを用意してあげてください。

塾のカリキュラムが必ずしも合理的とは限りません。

 

 

10.有名校を受けるよう勧められる

 

早稲アカは、良い意味でも悪い意味でも、高い目標を立てて、それを目指す塾です。

広告を見ても「○○中学〇人合格」というのを、最も大きく書いてます。

それはそれで素晴らしいですし、塾として一流と言えるでしょう。

ただ、お子さんにとっては、一度だけの中学受験です。

お子さんが行きたい学校が最高の学校のはずです。

いわゆる偏差値の高い学校が、お子さんにとって良い学校であるとは限りません。

しかし、塾としては「御三家に〇人」という数を増やしたいというのが本音です。

どの塾もそうですが、早稲アカは特にできる子には有名校を受けるよう勧めるみたいです。

とはいえ、それは塾の都合です。

お子さんの目標と塾の都合が一致すれば、それは良いことです。

しかし、一致しない場合、親御さんにはぜひ、お子さんの目標を第一に考えてあげてほしいと思います。

早実に行きたいお子さんが、偏差値が上がったからと言って、無理して櫻蔭を受ける必要はありません。

塾が何と言っても、お子さんの行きたい学校が良い学校なのです。

 

早稲田アカデミーの生徒の学習方法はこちら

 

 

 

 

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