中学受験の塾情報

〜中学受験生のために〜

市進で困ること 

このページでは、お子さんを市進に通わせている親御さんために情報を提供します。

市進の問題点、生徒が困ること、伸び悩む原因などを列挙しています。

以下の問題をご家庭内で解決できない場合は、プロ家庭教師をご活用ください!!

 

1.先生がよく変わる

これは他塾にもいえますが、市進は特にこの傾向があるようです。

講師がアルバイト中心なので仕方ない面もありますが、生徒にとってはたまりません。

テキストも決して解説が多いわけではないので、自宅学習が難しくなることがあります。

指導の上手な先生がずっとみてくれる状態が望ましいのですが・・・。

いずれにせよ、塾の講義に多大な期待はせず、塾の授業で集中して解法をしっかり身につけていきましょう。

市進は比較的に月謝が安いので、個別の個太郎塾などでサポートしてもいいでしょう。

ただし、その個太郎塾じたいがまた、先生がよく変わるのです。

もしも、特定の先生の指導を受けたい場合、家庭教師をお勧めします。

特に志望校対策の時期は、プロの家庭教師が効果的です。

塾は活用するものであって、依存しても仕方ありません。

過度な期待はせず、御家庭で計画的に勉強を進めていってください。

 

 

2.下位クラスの生徒に手厚くない

 

これは市進に限りませんが、下位クラスの生徒に手厚い指導はないようです。

先生の熱意はあっても、プリントを無計画に配られたりして、自宅学習が混乱する子もいます。

過剰に課題を出す塾なので、下位のお子さんは注意が必要です。

もともとは千葉県で高校受験を中心に展開していた塾なのですが、成長の過程であり、中学受験のカリキュラムはまだ洗練されていません。

上位の生徒はスパルタ指導で渋幕や市川に合格まで上手くリードしてもらえるでしょう。

しかし、下位の生徒は自宅学習を塾に言われるままにせず、問題の取捨選択を各家庭で行っていただきたいと思います。

誤解しないでいただきたいですが、下位クラスの先生が不真面目なのではありません。

むしろ下位クラスも同じように、市進の先生は熱心で良心的な先生が多いようです。

塾も商売ですから、経営上、上位クラスの生徒に成績を伸ばしそうな講師を当てなければならないわけです。

これは、どの塾にも言えることです。

市進の場合、下位クラスの生徒を宿題の量で伸ばそうとするので、特に問題があるということです。

 

 

3.テキストの質が低い

 

正直、市進のテキストの質は高くありません。

解説が分かりやすいとはいえず、問題の難易度も極端だと思います。

中学受験に関しては、発展途上の塾です。

ただ、ホームタスクは問題量が多いので、問題の取捨選択を正しく行えれば問題ありません。

そのあたりは、個太郎塾では難しいかもしれません。

私は指導していて、どうしてこの子が今こんな難問をやる必要があるのだろう、と何度も思ったものです。

勉強は、実力相応の問題を反復するのが一番力がつきます。

市進の下位クラスにお子さんを通わせる親御さんは注意していただきたいと思います。

もちろん、上位クラスのお子さんは問題ありません。

テキストの取捨選択は自分でできるでしょう。

渋幕と市川に強い塾なので、そこを目指す子には向いています。

 

 

4.授業中に私語が多い

 

私の生徒から聞いた話ですが、授業に集中できない生徒が多いようです。

先生は熱心な方が多いのですが、生徒の私語が目立つようです。

これは下位クラスに目立つようです。

1クラスの人数は少ないとはいえないので、やむをえないと言えますが・・・。

クラスの人数が多い日能研は、講師を社員で固めています。

市進の場合、クラス人数が多いのに、下位クラスの講師はアルバイトが中心なのです。

月謝が比較的安いので、仕方ないと言えばそれまでです。

下位クラスは授業に集中できない生徒が多い分、成績も伸び悩みます。

定例試験で偏差値40台が続く場合、早急に対策が必要です。

下位クラスの場合、塾が子供たちの社交場になっている場合があります。

ただ、先生は熱心な方が多いので、塾を責めるのもどうかと思います。

下位クラス授業の質の低さを、上のクラスに上がるモチベーションの1つと考えたいものです。

なお、上位クラスは講師も社員が多いので、授業の質に問題はないようです。

 

 

5.志望校対策が不十分

 

渋幕や市川には強いのですが、御三家や早慶附属にはそれほど強くはありません。

塾には塾の個性があるので、それが悪いわけではありません。

しかし、市進で上位校を目指す子も多くいます。

そういった生徒は、過去問対策を自分で行う意欲が求められます。

市進のテキストは十分な問題量があり、難問も揃っているので最上位校を目指す生徒は、問題には不足しません。

最上位クラスのお子さんは、過去問を分析して、自分で対策をとれるでしょう。

他塾の早慶附属対策コースなどを、無理して受講する必要もありません。

問題は、塾の指示だけを実行して、主体的に対策をとらないことです。

中学受験は塾まかせでは成功しません。

生徒の志望校が多様なので、塾も念入りには生徒一人一人をみれるはずがありません。

普通の小6のお子さんは、自分だけでは過去問の対策は難しいかもしれません。

過去問対策は御家庭で行う必要があります。

偏差値がとどいていない場合、プロの家庭教師をお勧めします。

個別塾では質問はできても、積極的なリードがないからです。

 

 

6.難易度が合っていない

 

市進の中位から下位のクラスの生徒を教えていてつくづく思うのは、問題が難しすぎるということです。

中堅校ねらいの生徒が多い塾なのに、難易度の設定が高すぎます。

勉強は標準的な問題を反復するのが最も効果的に成果が出ます。

市進のテキストは、どういうわけか問題のレベル設定が高いのです。

これは生徒にとっては困ったことです。

特に宿題という形で課される場合、小学生の子は頑張ってやろうとするでしょう。

レベルに合っていない問題に取り組むことほど、非効率なことはありません。

それは困難な状況です。

私はプロ家庭教師として、あまりに難しい問題は無視することをお勧めします。

繰り返しますが、レベルに合っていない問題に取り組むことは、非効率です。

30分かけて難問を1つ解いたからといって、1週間も経ては、きれいに忘れてしまいます。

それよりも、標準的な問題を30分かけて8問くらい解かせれば、それに類する問題は3ヶ月後でも解けるでしょう。

そういった合理的な自宅学習を行ってください。

 

 

7.定例試験の難易度が極端

 

これはテキストも同じなのですが、市進の定例試験は、簡単な問題と難問が極端なのです。

もっと標準的な問題を多く出題してほしいのですが・・・。

上で述べましたが、高校受験を主体にしてきた塾なので、まだ中学校受験のカリキュラムは洗練されていません。

小6のなったら必ず、四谷の合不合テストや日能研の公開模試を受けるようにしてください。

塾まかせにせず、多様な出題内容のテストで自分の力を磨いていってください。

また、定例試験の直しですが、レベルの高い問題は無視してください。

基礎問題で間違えた場合は、もちろん、必ず復習してください。

私の経験上、6年の夏までは市進の最難度の問題は復習する必要はありません。

むしろ、復習してはいけません。

極めて難しいので時間の無駄です。

その時間を、理科・社会や国語の知識分野の復習に充てる方がいいでしょう。

市進は、テキストの分量が多いので、いくらでも勉強するものはあるはずです。

 

 

8.講師の当たり外れが大きい

 

これは他塾にもいえますが、市進は特にこの傾向が見られます。

市進の講師は若手が中心で、アルバイトの講師も多くいます。

多くの講師は熱心にみてくれますし、面倒見が良いのですが、指導力には大きな差があります。

人気講師はだいたい上位クラスを担当しますが、場合によっては下位クラスの生徒に楽しい授業を提供する先生を充てることもあります。

塾も商売なので、下位クラスにはやめないように仕向けるわけです。

少子化で、塾も生徒獲得に必死です。

お子さんが下位クラスにいて、「塾が楽しい」と言っていたら、要注意です。

親御さんは冷静に成績を見てください。

下位クラスに定着して成績が上がらないのは、何かに問題があります。

その状態が楽しいのは、講師に問題があると言っていいでしょう。

下位クラスに楽しい先生を充てるのは塾の経営上のテクニックですので、気をつけてください。

 

 

9.個太郎塾で伸びない

 

市進は宿題の量が多く、ついていけない子が多くいます。

そういった場合、個別の個太郎塾を勧められます。

しかし、個太郎塾で伸びたという生徒はあまりいません。

日能研のユリウスやSAPIXのプリバートも同じなのかもしれませんが、個太郎塾は決してお勧めできません。

アルバイトの学生が質問に答えるだけのようです。

勉強は、その原理を理解するのが、何より肝心です。

大手塾の個別指導はそういった対応がほとんどできていません。

多くが1対2ですし、アルバイトの学生がほとんどです。

勉強は自宅で1人でやるものです。

もしも、個別指導を受けるなら、やり方をその場でノートにまとめてください。

自宅に帰って、そのやり方で10問連続といてみてください。

そうやって、体で解法を憶えてしまうのです。

個別指導で、1問これをきいて、もう1問あれをきいて、とやっていても実力はつかないのです。

 

 

10.意欲が高まらない

 

市進は中堅校に行きたい子が多く集まる塾です。

先生方は熱心で好感が持てますが、「何が何でも上位校へ」という雰囲気ではありません。

そこは早稲田アカデミーとは大きく違います。

小学生の多くは、元気にリードされることを望んでいます。

市進はどうも、そういった覇気が少ないように思います。

低料金で、アルバイト講師が多いので、多くを望むのもどうかと思いますが・・・。

いずれにせよ、下位クラスの生徒は特にお客様状態になりがちです。

いつまでに、どのくらいまで偏差値を上げるのか明確にし、計画性を持って授業に取り組んでいってください。

小学生の子は気持ちひとつで成績はまったく違ってきます。

気持ちを盛り上げるのは周りの大人です。

その役割は塾の先生か親が担うしかありません。

市進の先生にも期待したいですが、最も確実なのはやはり親御さんの応援でしょう。

ぜひ、お子さんの応援をしてあげてください。

 

市進学院の生徒の学習方法はこちら

  

   

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